彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

2010-01-01から1年間の記事一覧

Cygwin/Windows の DLL 挙動で嵌る

DTrace Day 2001.03 を挟んだ怒涛の DTrace 三昧状態がやっと一段落したので、作業保留になっていた Mercurial 1.5.1 のメッセージ翻訳作業に着手。ところが、確認作業のために 1.5.1 版をソースからビルドしようとすると: .... died waiting for dll loadin…

あるいは吸血鬼にでもなるか

ここ30年ほどのコンピュータ界隈の発展を見てきた身としては、あと200〜300年ぐらいは長生きをして行く末を見てみたいと思うのだけど、この話もイマイチ賛同者が少ない。例えば 200 年後の 23 世紀は: 実用化された量子コンピュータを自在に操る凄腕プログラ…

MSB first マシンがやってきた

ヤァヤァヤァ。年頭に、余計なものはなるべく買わない、という誓いを立てたにも関わらず、気が付いたら Sun Fire V210 (Oracle との合併により該当ページが無くなってしまったので、リンク先はパートナー提携先の富士通) が自宅に鎮座している状況に。だって…

医者は失敗を墓の下に隠せるけど

建築家は「蔦を生やせ」とアドバイスするぐらいしかできない、という台詞がソフトウェア関係の何かの書籍で引用されていたのを目にして、印象に残っているのだけど、あれはどの本で、誰の台詞を引用したのだったかな?それは兎も角。最近、ソフトウェアエン…

DTrace Day 2010.03

今日は OpenSolaris 勉強会の特別企画である DTrace Day 2010.03 に参加。

Joel な話題

ブログからの引退で話題の Joel Spolsky 氏の最後のエントリは、「分散バージョン管理で間違いないって、ベイビー」なのだそうな。「Kiln が Git (や他の SCM)ではなく Mercurial をサポートする理由」もあわせてどうぞ。

リンクを辿る段階で既に期待はしてないけど

ちょいと google で dtrace キーワードの検索をしたところ、R25 のページが: 25歳以上のビジネスマンを応援&サポートする『R25』がDTraceをズバリ解説。R25ならではのわかりやすいDTrace解説の他、DTrace関連情報やDTrace関連コラムも充実。 という謳い文句…

問題はこのサービスが落ちてたらどうするかだ

外部のサイトへの接続が上手く行かない場合の原因確認に良い手は無いかと思っていた折に、mercurial ML に流れていたのを見つけた "down for everyone or just me ?" はなかなか使える。確認対象サイトは、上記のページのフォームで入力しても良いし、http:/…

printf アクション実装の特定

VM 内部コードの解析で、printf() 系の処理がおそらくユーザ空間で実施されているだろうことは見当が付いたけど、本当にユーザ空間で処理されているか確認をしてみる。dtrace コマンドのソースが usr/src/cmd/dtrace/dtrace.c にあることはすぐに見当が付く…

DTrace VM 内部コード

DTrace は実際の情報採取処理がカーネルモジュールで実施されていて、その際の処理は一種の VM 上で稼動するイメージとなっている。で、DTrace の内部処理に関して調べるついでに、内部コードに関して色々試してみた。とりあえず、vn_open(= open(2) システ…

Mercurial 1.5 released !!!!

幾分旧聞になってしまいますが、Mercurial 1.5がリリースされました。 $ hg version Mercurial - 分散構成管理ツール(バージョン 1.5) 著作権 (C) 2005-2010 Matt Mackall 他 本製品はフリーソフトウェアです。頒布/改変の際はライセンス条項をお読み くだ…

直球勝負

その名もズバリのテレビ番組、「仏像大好」の録画を見る時間がここ暫くのお気に入り。仏像も良いのだけど、建造物やら庭の設えなどがたまらん。言うなれば「古刹大好」ってことだな。BGM が良い感じなのもグッド。

OpenSolaris ソースビルドに関する覚え書き

モジュールの個別ビルドをやりたくなったので、久々に OpenSolaris をソースからビルドしてみることに。ソースツリーを丸々ビルドする場合は、「やっぱり Sun がスキ!」の「OpenSolaris をビルドしてみよう」エントリや、「Building and Installing OpenSol…

DTrace の sdt プロバイダ実装を調べる

ふと思いついたカーネルモジュールのアイディアが、DTrace を使えば良い感じに実現できるのではないか?と思って、DTrace の内部実装を調べてみる。ちなみに、このエントリには有用な情報はおそらく全く含まれていません。単に「カーネルソースを読んでいた…

DTrace Day 2010.03

先日、DTrace の独自プロバイダの作成があまりにも簡単なことを知って、「これまでの苦労は何だったんだ!?」と絶望のどん底へ突き落とされる。自分ひとりだけ絶望するのはしゃくなので、1人でも多くこの絶望の道連れにしてやろう、ということで、OpenSolar…

Firefox のアップデートでハマル

「更新版があるよ」ということだったので、自宅デスクトップの Firefox を更新。再起動してきた Firefox は: location bar で ENTER 押下/移動ボタンクリックのどちらも機能しない search bar で ENTER 押下/検索ボタンクリックのどちらも機能しない optio…

OpenSolaris 勉強会

昨日は 東京OpenSolaris勉強会 2010.01に参加してきた。ちなみに今回から、受付の際に "Oracle 万歳!" と言わないと入室できないことに(嘘)。Python Hack-a-thon #2 での会場提供とかを知っているので、個人的には巷間で言われているほどには Oracle に悪印…

hgbook 日本語版 HTML 公開

久々に Solaris ネタじゃなく、Mercurial ネタで。いや、何もやってなかったわけじゃないですよ!?随分前に "Mercurial: The Definitive Guide" 日本語訳の公開を行ったのですが、基本的に PDF なり HTML なりで日本語版の成果を参照するにはダウンロードが…

"zpool status" の core dump 問題

折角新規ゾーンを作成したので、非 global ゾーン側での "zpool status" 実行で core dump してしまう件に関して確認してみる。…………うーむ、何の問題も無く動くなぁ > "zpool status"@非 global ゾーンassert 行番号から見て zpool_main.c は 2009.06 == on…

ゾーンに手を出してみる

設定とかで実験的なことを試してみる場合、新たに起こしたゾーン(っていうか、最近は「コンテナ」という名称で統一しているのかな?)で作業したほうが影響範囲を絞り込めて便利そうなので、そろそろゾーンに手を出してみることに。ゾーン作成の手順に関して…

OpenSolaris 2009.06 向け入門ドキュメント

以前 OpenSolaris 勉強会でもらってきた 2008.11 向けの小冊子は、http://dlc.sun.com/osol/g11n/content/2008.11/ 配下から入手可能なドキュメントを再構成したものっぽいのだが、2009.06 向けのドキュメントも http://dlc.sun.com/osol/g11n/content/2009.…

ZFS プールのデグレード解消

何気なしに "zpool status" してみたら、ブート用プール(rpool)のミラーリングが片肺状態に。2本の RAID-1 構成で、1本が "can't open" なる状態になっているらしく、DEGRADE しているとの警告が。初期不良にしては(ほぼ連続稼動で)一月以上経過していて遅過…

/etc/networks + netstat 問題を掘り下げる

実装屋魂がうずくので、netstat の問題について更に突っ込んだ調査をしてみる。OpenSolaris の Bug Database で検索を掛けてみたら、"netstat -r on x86 calls gethostbyaddr() with byte-swapped IP address" とかは、まんま今回の障害の相似形だ。solaris_…