彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

MSB first マシンがやってきた

ヤァヤァヤァ。

年頭に、余計なものはなるべく買わない、という誓いを立てたにも関わらず、気が付いたら Sun Fire V210 (Oracle との合併により該当ページが無くなってしまったので、リンク先はパートナー提携先の富士通) が自宅に鎮座している状況に。

だって、UltraSPARCIIIi 1GHz x 2 のMP構成で、メモリが2GB、HDDも36Gx2でDVD-ROMドライブも付いているのに、「お買い得キャンペーン価格で69,800円」とかいわれちゃったらなぁ。前々からSPARCマシンを手元に欲しかったのよ。

ヤフオクとかなら、メモリ4GB、73GB HDDx2でも44,800円なんていうものもあるらしいので、決して最安値というわけではないけれど、まぁ良しとしましょ。

早速セットアップをしようとシリアルコンソールに繋ぎ込んだものの、コンソールは無反応。あれ?いきなりハズレを引いたか?
不安がつのる中で色々調べてみると、どうやらRJ45/DSUB9変換のアダプタがよろしくないらしい。丁度手元にあったから、と使っていたOpenBlockSS付属の変換アダプタは、コネクタ形状こそ期待通りだけど、どうやらピン接続が一般的な変換アダプタのものと違う模様。うわぁ、紛らわしいなぁ。

しょうがないので、変換アダプタを調達することに。

交通費とか諸々を考えたら、近場の量販店でDSUB9コネクタ付きのケーブルを入手して、ぶった切ったLANケーブルと適当に半田付けした方が手っ取り早い気もしないではないけど、とりあえず"シリアル変換コネクタを作ろう!"で紹介されていたエムワンチヨトクで変換キットを入手。どうやら在庫の最後の一個だったらしい。ラッキー。

ウェブで見つけた結線仕様などを見つつ結線して、恐る恐るシリアルコンソールに繋いだところ、問題なくコンソール出力を得ることに成功。

OS導入済みだったらしく、電源投入後はシステム構成画面へと。構成完了後にバージョンを確認してみたら:

bash-3.00# cat /etc/release
                      Solaris 10 10/09 s10s_u8wos_08a SPARC
           Copyright 2009 Sun Microsystems, Inc.  All Rights Reserved.
                        Use is subject to license terms.
                           Assembled 16 September 2009
bash-3.00#

なんと!Solaris10 update8 と言えば最新版じゃん!やるなぁ > UNIX本舗

20世紀だと、セットアップが終わったと思ってシリアルコンソールのケーブルを抜いたらシャットダウンシグナルが飛んでリブートしてしまった、なんてことがあったので、基本的にシリアルコンソールに繋ぐマシンは立ち上げっぱなしの生贄状態になっていたのだけど、今時の(とは言うものの既に製造終了製品だけど) SUN のサーバは、ALOM (Advanced Lights Out Manager) が間に噛んでいるためか、シリアルコンソールの接続を切ってもシャットダウンすることは無い模様。これは助かる。

もっとも、いざという場合のメンテ等を考えればシリアルコンソール接続のための環境は必須だけど、普段は LAN 経由でのコンソール接続の方が便利なので、ぼちぼち設定を詰めて行こう。

基本的にはあまりコンソールからの操作は必要ないんだけど、あんな爆音マシンを常時立ち上げておくわけにはいかないので、LAN 経由コンソールでの poweron/off ができるのは、すごい助かるんだよねぇ。