彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

回復状況

手術から1週間程経過して、随分復調してきた感じ。

術直後は、切除手術をした右顔面が気持ち倍ぐらいに腫れており、右目が半分ぐらいしか開けられない一方で、右下唇が腫れたことにより口は完全に閉じない、といった感じで、もうシッチャカメッチャカな状態。

どうせ痛み止めで朦朧としているのだから、開かない目に関しては閉じていれば問題無いのだが、閉じない口は思いの外厄介。開いた隙間から呼気が漏れることで、唇が物凄く乾燥してしまい、ひび割れしてくる始末。

とりあえず乾燥防止のクリームを処方してもらったものの、本体側の朦朧っぷりが半端無いため、定期的なクリーム塗りなど行えるわけが無く、早々に乾いた皮が剥がれてくる(+ 出血)。

とりあえず自分がいじれる分の空調設定は全て OFF にして、余計な風が当たらないようにはしたのだが、個室ならともかく、大部屋だと他の人が HIGH 運転とかすると、結局こちらにも乾いた風が吹き込んで来ちゃうんだよなぁ。

で、これはヤバイ!と思い、慌ててマスクを入手。

花粉症シーズンは、鼻の通りの悪さから、寝ている最中に口呼吸になり勝ちなのだけれど、口喉内の乾燥〜風邪という流れにならないように、ここ数年の春先は終身時にマスクをするようにしているのだ。

で、喉と唇で部位は違えど「湿度を保つ」目的は同じなのだから、役に立つに違いない、と見込んでマスクをしてみたところ....よし、乾かないぞ!
そんな感じで、術後は兎に角、右顔面が腫れ上がっている事しか意識に上がらない状態。痛み止めによる意識混乱と相まって、「右頬に鉄製のハンドルを取り付けられて、勝手にハンドルを切られている」妄想に取り付かれる。

数日が経過し、痛み止めの注入が止まり、起き上がって動くようになってからは、徐々に腫れも引き、今では「右側だけ、妙に肉付きが良くねぇ?」程度。

腫れが引くにつれて、患部の状況も徐々にわかるように。

今回取り除いた腫瘍は、下顎の神経の通り道をモロに覆っていたらしく、神経を生かしたまま腫瘍を除去するのは難しいとのことだった。

まぁ、実際の肉体は、ブラックジャックやスーパードクターKの1コマみたいに綺麗なものじゃないだろうから、細い神経繊維を残したまま、それを覆っている腫瘍を除去なんていう神業は無理だろうなぁ。

で、神経が切れると、筋肉を動かす運動機能は無事でも、触覚機能は駄目になるだろうとのことだったのだが、術後は見事に右下唇の触覚が無くなっていた。更に、腫れが引いてくると、それまでは腫れに隠れてぼんやりとしていた右下顎全体の触覚の麻痺も感じるように。

「時間経過と共に、上手くいけば7割ぐらいは戻りますよ」とのこと。ビタミンの B 10 いくつだったかを多めに摂取すると、幾分かは回復の助けになるらしいとも。

まぁ、でも当面は、年中抜歯麻酔が掛かっている状態を我慢するしかなさそう。

それと、腫瘍の切除の際に、筋肉にも幾分かメスが入っているとのことで、術後に圧迫していたこともあり、顎の開きがイマイチな状況。

モノを噛む事自体は問題ないのだけれど、口が開けられないので、当面は細かいもの/薄いものしか食べられない .... orz