彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

退院

プレート除去手術の術後経過が順調なので、術後三日目の本日、退院することに。

ちなみに、入院時に渡された『入院計画書』では、今日は『術後四日目』の扱いになっていた。どうやら、医療界隈では『手術当日』が『術後一日目』扱いっぽい。『数え年』みたいなもんんか?

施術後最初のIP接続の際には、『プレート除去だけなので、あっさり復活』などと書いたけど、今になって思い返してみると、まぁ、それなりに大変だった気がする。

多分術後最初にまとまって意識がはっきりしたのは、猛烈な吐き気に思わず嘔吐してしまった時なのだけど、吐き出したものを見ると血の塊だったので、何をどうしたものかと一瞬呆然自失。
気を取り直しつつ良く良く見ると、吐き出したのは血痰で、そういえば前回の入院時にも『切開跡から出血するから、こまめに吐き出してね』と言われたことを思い出した。

多分、切開跡からの出血が一定量を越えた際に、食道〜胃の方に降りていったのが吐き気の原因なのだと思う。

前回は意外と頻繁に意識が戻っていたので、こまめに血痰を吐き出していたのだけれど、何故か今回は体が寝る方を優先したらしく、吐き気⇒血痰の嘔吐を二回ほど繰り返した以外は、意識がある間に血痰を吐き出すことは無かった。

で、最初の嘔吐の際にベット上で飛び起きたのが、『術直後だからまだ起き上がっちゃ駄目!』(意訳)な時間帯だったのがまずかったのか、脳貧血を起こした時みたいな気持ち悪い眩暈状態が、翌朝まで続く羽目に。

眩暈がすると訴えたところ、当初よりも長く酸素吸入マスクを装着し続ける事に。血中酸素濃度が通常よりも低かったのかな?

血痰も眩暈も、翌朝にはすっかり無くなったのだけれど、やっぱり手術の負荷が掛かってたんだろうなぁ。

また、痛み止めの点滴は無かったので、前回の入院時程の酷さは無いものの、術後の睡眠時は若干うなされ気味な夢を見る傾向が高かった。

随分引いてきているとは言え、顔面右側の腫れがまだ残っている事を考えれば、体への総合的な負担は軽くは無いということは想像が付く。

そういうわけで『術後経過が順調』な事から退院したとは言え、本調子になるには、やっぱりあと2〜3日は必要なのかも。

ちなみに、『え!?本調子に戻ったとしてもアレなんだろ?』的な突っ込みはしない、あるいは『そうだね、まだ本調子になってないだけなんだよね』と生暖かく見守り続けるのが日本人的な思い遣り(笑)。