術後三ヶ月検査
手術実施から概ね三ヶ月が経過したので、患部の回復状況を確認すべく、先日病院でレントゲン撮影を実施。
とは言うものの、撮影したレントゲン画像を見せてもらったのだが、一ヶ月検査の際の画像との違いは、正直素人目にはさっぱりわからない程度の変化。
いや、医者は『骨の再生は順調に進んでいるように見える』とか、『ほら、この辺の骨が再生しています』とは言ってくれるのだけれど、骨による影の濃淡は、誰の目にもわかるという程の変化ではない。多分、医者が間違って『こちらが三ヵ月後の方です』と言ったら、一ヶ月時点の画像を見ながら『なるほど、確かに骨の再生が進んでますね』と言ってしまいそうなぐらいの差。
あれ?俺の視力が悪くなっているとかいうオチ?
そういうわけなので、今回はレントゲン画像をもらうのは止める事に。
それだとエントリとしては寂しいので、手術前のシミュレーション (プレートの事前加工とか術式確認とか) で使用するために、CT 結果を元に作成した下顎の石膏模型を、退院の際にもらっていたので、その画像をアップすることに。
わかりやすいように、腫瘍の浸潤部分を赤で着色したのだけれど、あまり綺麗で無いのは、僕が不器用なのに加えて、100円ショップで適当に購入した塗装スプレーを使ったため。
腫瘍による浸潤の影響で、左顎と比較して右顎の方が幅が広くなっているのがわかる。幅は広くなっているけれど、中身は無いスカスカな状態なんだけどね。
今になって思えば、確かに手で触った際に、明らかに右顎の方に骨の出っ張りを感じていたんだよなぁ。当時は親知らずの影響かと思っていたんだけど....
両方の写真において上向き矢印で指した部分は、腫瘍の浸潤が骨を突き破っている箇所。
術後に顎の開閉に難儀したのは、単に手術による炎症等での腫れだけでなく、ここから上顎とかに転移したりする危険があったので、周囲の筋肉とかもまとめてメスを入れたことによるものとのこと。
で、この辺に起因する転移/再発が一番厄介なので、今後の予後観察でも最も重要な監視対象の一つになるらしい。気の長い話だ .... orz
ちなみに2枚目の写真の下向き矢印で指している先の、浸潤部に浮かんでいるような白い部位は、抜くつもりだった親知らずの頭。
どーしよーも無く横向き。っつーか、これ、普通に抜こうと思ったら、それはそれで相当に大変だったのではなかろうか?