旧 Indiana の update 〜 134 移行顛末
会社のデスクトップと自宅サーバの両方で Solaris 111 ⇒ 134 移行を実施して、色々気づいた点に関するメモ。
Python が 2.4.x から 2.6.x になった
pure Python なユーティリティ系にとっては、多分それ程影響は無いんだと思われるが、2.4.x 系と 2.6.x 系では C 連携 API が変更されているらしく、高速化の都合で一部機能を C 実装している Mercurial は影響を受ける模様。
とりあえず普段使い用の最新版を再ビルドでお茶を濁すことに。
Emacs が 22.x から 23.x になった
更新後に何も考えずとりあえず起動したら、速攻 core dump .... orz
"-q" 付きで起動しておいて、原因特定のために順次設定評価を続けること暫し。Mule-UCS のローディング設定でこけていることが判明。
とりあえず Mule-UCS 読み込みを外してみたところ、特に問題なく起動に成功。UTF-8 をちゃんと扱えることも確認できたので、ま、これはこれで良しとしよう。
表示も概ね問題無いと思っていたのだけど、「●」とか「※」とかの表示幅が半角相当になってしまい、具合がよろしくない。
試行錯誤の結果、jisx0208 系の文字向けの使用フォントを明示的に設定してやることで問題が解決することはわかったのだが、フォント名をフルに指定するのは設定の可搬性がアレじゃね?ということで、融通の利きそうな別名の方を使用する設定を起動時設定ファイルに追加。
(set-fontset-font t 'japanese-jisx0208 "8x16kana")
折角 23.x 系になったのだから、本当は TrueType フォントでアレコレするのが良いのだろうけど、そこまでフォントマニアじゃないからなぁ。
でも一度良いフォントを使ってしまうと、「ショボいフォントで作業するなんて信じられない!」などと、さも最初から素敵フォントと共に暮らしてきたような台詞を、真顔で言っている自分が予想できて怖い(笑)。
自前サービスの SMF 登録がクリアされた
自前で SMF 登録した Postfix の設定が、image-update 後の再起動の際には、綺麗さっぱり失われていた .... orz
まぁ、登録用のマニフェストファイルは保存してあるから、再登録も別に苦にはならんけどさ。
ATOK の表示がちょっとアレな感じに
デスクトップ環境では、仮名漢字変換に ATOK を使用しているのだが、候補の説明表示が変になったり、ツールバーの縦表示が変になったりと、ATOK の表示周りがピンポイントで変な感じに。
リンク先情報によると、どうやら GNOME との相性問題、とのことだけど、クリーンインストールなら大丈夫、という情報もあって、よくわからん....
ツールバーの縦表示はどーでもいーけど、候補の説明表示は結構頼りにしているので、これはちょっと困るなぁ。