彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

東京 OpenSolaris 勉強会 2010.11

今日は東京 OpenSolaris 勉強会 2010.11 で青山の Oracle ビルへ。

本当は VRRP の話がメインなのだけど、おまけ的なIPMP の話に食いつく天邪鬼な私。

そもそもは静岡合宿の際に、Pocket WiFi 所有率が異常に高かったのが発端。

総帯域で言うなら FTTH に匹敵する数の Pocket WiFi が転がっているのにも関わらず、各自のノート PC はいずれかの AP を1つだけ選択しなければならないのと、開催場所の電波状況が幾分アレなことの組み合わせから、個々のクライアントにおけるアクセス性能は、比較的控えめな感じのネットワークインフラにしかならないという残念な結末。

ここで例えば:

  1. 各クライアントの接続は LAN 用 WiFi AP で集約
  2. Solaris マシンは LAN から外へのデフォルトルータとして機能(LAN 用 AP とは有線接続かな?)
  3. Solaris マシンから Pocket WiFi へは、個別の WiFi アダプタで接続
  4. Solaris マシン上では WiFi アダプタ群を IPMP で束ねて負荷分散

みたいな感じにすれば、Solaris が中継するデータ転送に対して、Pocket WiFi x N の帯域を使った負荷分散が図れるのではなかろうか?という思い付きが。
図にするとこんな感じ?

図中の黒塗菱型は WiFi 接続用の I/F (USB アダプタとか)ね。気分的には「USB メモリで ZFS」のネットワーク版と言った所か(笑)。

などという話をさとかずさんにしたところ、「WiFi 用のドライバでは IPMP 組めませんよ?」という答えが@静岡合宿

あぁ、やっぱり無理かぁ、でもドライバに手を入れれば何とかなるなら、やってみたいなぁ、と思っていたのだけど、念のために難波さんに質問してみたら「出来ますよ? WiFi インタフェースでの IPMP」@勉強会 2010.11

あれ〜?出来るの?

たまたま後ろの席に居たさとかずさんに話を振った所、「Virtual NIC の話じゃありませんでしたっけ?」.... あぁ、話が噛み合ってなかったのか.... orz

USB メモリと同様、USB WiFi アダプタも廉価傾向著しいことだし、Pocket WiFi 保有率の高いオープンソース系イベント(特にバックボーン回線の品質がアレなケース)等では結構有用なソリューションだと思うんだけどなぁ。

まぁ、その先の電波帯域がアレするだろうから、理論値通りの性能は流石に出ないと思うけど、5つ束ねたら、10〜30人ぐらいは収容できないかな?