彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

HDD 個体の識別

RAID-0 以外の RAID 構成を採用するということは、HDD 故障を前提とする、ということなので、当然そういった状況での HDD 交換を想定する必要がある。

いざ交換という段になって、「医者はどこだ?故障した HDD はどれだ?」と右往左往しないように、個々の HDD を識別する情報を確認しておく。
Linux では HDD 個体ごとに割り当てられた UUID (って呼称で良いのかな?)を何通りかの方法で読み取れたので、組み上げ前に HDD のラベル面からメモっておいたのだけれど、どうも該当するコマンドは Solaris 上には無いらしい(探せば絶対にあると思うけど…)。うーむ、どうしたものか?っていうか、折角メモったのに無駄かよ!? > UUID

何か手掛かりが無いかと prtconf -v 出力を眺めていたら、どうも "inquiry-serial-no" という属性値から HDD 個体ごとに違う値が読み取れるようだ。

$ prtconf -v
     :
    disk, instance #0
        Driver properties:
            name='inquiry-serial-no' type=string items=1 dev=none
                value='WD-WCAV52050050'

但しこの情報、単純な 16 進数で表現される HDD 識別用の UUID と違い、明らかに製造元固有のシリアル番号だから、必ずしも全てのメーカーの HDD で一意に識別可能な情報が取得できるとは限らないけれど、少なくとも現状で識別可能であるならば、それは十分実用に足るわけなので、とりあえずこの番号と HDD 実デバイス間の対応を記録しておくことに。

メモった情報を個々の HDD に付箋で貼り付けて一丁上がり。これで、HDD 故障の際にも迅速に HDD を交換できる。但し、その時にマシンの前に居れば、だけど。

ちなみに、先の Western Digital のシリアル番号。モデル識別部分(WD-WCAV52)を除くと、純粋な個体識別情報が 6 桁=100 万しか無いけど、これって必要十分なのかな?HDD なんていう汎用パーツの出荷量ってもっと行ってそうな気がするんだけど。

実は内部的には頻繁にモデルチェンジしているとか、「6 桁識別」がこのモデル固有な話=他の(売れている)モデルはもっと桁数が多いとか、Western Digital の HDD シェアは 6 桁で溢れるほどではない(御免なさい > 中の人)とか?