OpenSolaris 勉強会
東京OpenSolaris勉強会 2009.09に参加してきた。
前回に引き続き、Solaris Internals の "Chapter 14: File System Framework" について、まとめた資料を元に解説の真似事などを。Solaris Internals に沿っているのは話題の章立てだけで、内容に関しては相当に脱線しているけどね。
今回はいよいよ "14.7 File System I/O" に突入。ファイルシステムにとっての肝になる READ/WRITE/GET/PUT といった VOP 実装と、Solaris カーネルにおけるファイルキャッシュ管理周りの関係についてのアレやコレやを。
本当の意味での「ファイルシステムにとっての肝」は、永続化層(通常ならストレージデバイスや遠隔サーバ)との連携なんだろうけど、「Solaris カーネルの internal な話」という視点で見るなら、永続化方式やデータの物理配置に依存する話よりは、やっぱりカーネル連携の方が肝ということで。
1回で終えられるか心配だったのだけど、またまた時間枠を沢山もらったので、結構丁寧にやった割には一応最後まで説明し切れた。
今回の「NFS の暗黒面」は、結構身近に発生させ易い話(性能劣化やハングアップ)だったので、いつもよりはニッチ度が低かった筈。
上手く行けば、あと1回で 14 章を終えることができるかな?
そういえば、今回の無印勉強会は、学生2名を含む4名程が新規参加という盛況ぶり。ここ暫くはパラリパラリと初参加はあるものの、徐々にメンバーが固定化されつつあったので、新しい血が入るのは非常に嬉しい。