彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

Solaris VirtualBox でのパススルー

これまでのあらすじ:

OpenSolaris ホストの VirtualBox ゲストとして MS-Windows を稼動させ、iTunes@Windows に音楽 CD のリッピングをさせる作戦は、Windows@VirtualBox がホスト光学ドライブに入れた音楽 CD を認識することが大前提。

早速音楽 CD をドライブに入れてみる.... 全然認識されねぇ > Windows@VirtualBox

音楽 CD を入れた際に、ホスト(Solaris)側のデスクトップにアイコン表示とかをしているみたいなので、マウント処理とかで横取りされているのかな?と思いつつ、色々試してみたものの:

  • いわゆる「自動再生」機能を無効化しても駄目
  • vold(volume daemon)を無効化しても駄目
  • (GNOME VFS の)cdda daemon を無効化しても、デスクトップアイコン表示が無くなるだけ

と全然効果が無い。

どうやら、VirtualBox でホスト側光学ドライブを使う場合の「パススルー」(pass-through)設定を有効化するのが良いらしい、とのことなのだが、パススルーを有効化すると、「光学ドライブへの書き込み権限がねーよ!」という理由で仮想マシンが起動できない。
バイスのアクセス権限に write ビットを立てると、とりあえず仮想マシンの起動は出来るけど、何をやっても音楽 CD が認識されない状況は変わらず。

しょうがないので:

  1. USB 接続の光学ドライブを接続
  2. 仮想マシンから USB デバイスを利用可能に
  3. USB 光学デバイス経由で Windows@VirtualBox が音楽 CD を認識!
  4. 仮想マシン上の iTunes@Windows からのリッピングにも成功!

という経緯を経て、なんとかリッピングまでには漕ぎ着けたのだが、いかんせんリッピングの速度が予想外に遅い。

Apple Losless Audio Codec (ALAC) +エラー訂正の設定の場合、リッピング速度が x2.5 〜 x3.0 程度、エラー訂正を抜いてもせいぜい x5.0 ぐらいなので、2000 年前後ぐらいの Celeron + 無印 USB かよ!?な気分。

Solaris ホストも VirtualBox も USB 2.0 対応を謳っているんだけどなぁ。

ホストもゲストも CPU 稼働率は全然低いので、明らかに I/O 周りの問題っぽい気が。

何にしても VirtualBox のパススルーが機能しないのが痛いなぁ。

Solaris ホストで VirtualBox のパススルーを機能させる方法は、その後の顛末を参照のこと