彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

postfix を Solaris SMF に対応

結局 postfixソースからビルドすることにしたのだけど、最後まで迷った要因が、パッケージ版の方は Solaris SMF に対応している(筈)という点。

由緒正しい SVR4 init 方式の設定でも良いのだけれど、やっぱり他のデーモン類の設定と歩調を合わせておきたいじゃない?

ということで、postfixSolaris SMF に対応させてみることに。

SUN(現 Oracle) の BigAdmin 日本語版で公開されている設定サンプルおよび手順によると:

の2つを用意した上で:

  1. svccfg(1M) を使って、サービスマニフェスト記述の検証および登録
  2. svcadm(1M) を使って、サービスの起動
  3. svcs(1) を使って、稼働状況の確認

という手順を踏むことになるらしい。

サービスマニフェストの記述に関しては、「Solaris 10 のサービス管理方法」で postfix 向けの記述が公開されているので、"svccfg export svc:/netwokr/smtp" で出力される sendmail 用設定と比較してみる。
ちなみに、sendmail を pkg uninstal したのに SMF の sendmail 向け設定が残っているのは、pkg uninstall 前に svcadm disable するのを忘れていたためなのか否かは定かではないので、出来ることなら pkg uninstall 前に /var/svc/manifest/network 配下から sendmailマニフェストファイルを回収しておくのがお勧め。

さて、sendmail 向けと postfix 向けのマニフェストを比較すると: