彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

2013 年を振り返る&2014 年の抱負

単に年間12回ある月末の1つではありますが、縁起物なので、今年一年を振り返ってみたりします。

執筆活動

今年は、二冊の書籍を出版することができました。

入門TortoiseHg+Mercurial

入門TortoiseHg+Mercurial

lsを読まずにプログラマを名乗るな!

lsを読まずにプログラマを名乗るな!

「入門 TortosieHg + Mercurial」に関しては、執筆自体は概ね2012年の作業で、2013年はもっぱら校正作業だったのですが、年末年始も帰省先でヒーコラ言いながら、脱稿に向けてひたすら執筆していたので、とても去年の事とは思えないんですよねぇ。

2013年末は、執筆作業を抱えていないので、非常に穏やかな心で新年を迎えることができそうです(笑)。

「lsを読まずに〜」に関しては、Python Developers Festa 2013.11 で発表枠を頂いたので、ls 〜 Python 〜 Mercurial 繋がりな発表をさせて頂きました。

Mercurial 関連活動

Mercurial 本体への貢献

2013年の一年間で Mercurial 本体に採用されたコミットは、graft等で複数ブランチに取り込まれたものを除くと、総数116件(うち翻訳関係が9件)という成果でした。(※ 2013年内に取り込まれたのは111件でしたが、投函後に保留されていたもの5件が2014年になって取り込まれたので、その分も追加計上しました@2014/01/22)

2012年の成果が、総数105件(うち翻訳関係が17件)という成果だったので、総件数ベースで見れば微増、昨年末に立てた目標(120件)に関しては未達成となってしまいました。

とは言え、2012年は「入門 TortoiesHg + Mercurial」の執筆を抱えての105件、2013年は「入門 TortoiesHg + Mercurial」の校正作業+「lsを読まずにプログラマを名乗るな!」の執筆/校正作業を抱えての116件と、負荷が増えている中での微増なので、まぁ、よしとしましょう。

現時点でも、差し戻しで修正作業中のパッチが多数あるので、まずはそれらを消化しつつ、2014年は以下のような目標に向けて頑張ろうと思います。

  • コミット数ベースでは、月10件平均で総数120件
  • Windows 向け UTF-8 ファイル名対応に目途を付ける
情報発信活動

情報発信活動での主なチャネルは以下の通りです。

ML での情報発信は、リリースアナウンスメインではありますが、重要な障害に関しては、今後も素早くアナウンスしていく方向で頑張ろうと思います。

Twitter 上での監視/助言活動は、今年も10 件以上のコミット成果に結実したので、今後も継続する予定です。Python で実装した twitter 検索用クライアントを導入したので、監視活動は大幅に省力化できたのが良かったです。

イベント参加に関しては、Tokyo Mercurial 以外にも、以下のようなイベントに参加しました。

発表/展示内容に関しては、もう少しキャッチーさと言うか、耳目を集めるインパクトが欲しいので、もっと工夫が必要ですねぇ。

ホームページ/ブログでの情報発信に関しては、2冊分の執筆活動と並行してだったので、まぁ、あんなものかなぁ、と(笑)。

とりあえずは、「twitter での助言 ⇒ 関連エントリの公開」のサイクルを、もうちょっと素早く回せるようにしたいところです。

Solaris 関連活動

今年は(も?) 日本OpenSolarisユーザーグループ主催の勉強会 (東京 OpenSolaris 勉強会)での発表以外は、殆ど活動らしい活動は出来ず仕舞いでした。

実は、「lsを読まずに〜」執筆の際にも、各OS毎の挙動差調査として、lsコマンドの実装確認とか、システムコール挙動の違いを調べたりしたのですが、カーネル濃度は比較的低めでしたねぇ。

勉強会での Solaris Internals の読み進めの方は、"Chapter-9 Virtual Memory" を終えて "Chapter-10 Physical Memory" に進んでいますので、一応地道に進捗はしていますから、後はやっぱり実装系の活動が欲しい欲しいところです。

2014年こそ、何か1つでも良いから、実装成果を上げるのが目標です。

軽めの目標としては、12月の Tokyo OpenSolaris 勉強会の準備の際に見つけた、ZFS vscan 機能周りで、検証実装をやってみたいですね。

物欲

今年は:

といったモバイル系機材の購入ぐらいでしょうか?

出先でのメール確認や "mercurial" ツイート監視(笑)程度なら、ミニマムスタートプランの500MB/月の高速通信クーポン分でも十分事足りるので、なかなか快適なモバイル環境です。

Nexus7(2013) に関しては、発売当初から結構な不具合報告を目にしますし、最新版にアップデートした現状でもタッチの判定周りが微妙な気がしないでもないですが(笑)、「モバイルルータ+簡単な検索/地図参照」がメインとなる私の用途の場合であれば、まぁまぁ問題なく使えています。

UI/UX を比較したいので、来年は iOSバイスも入手したいなぁ、などと、新たな物欲のタネでもありますが(笑)。

なにはともあれ、来年も良い年でありますように。