エキスパートPythonプログラミング読書会
Mercurial について触れている『コードの管理』の章を扱うとのことなので、出版時に書籍を頂いた縁もあることから、『エキスパートPythonプログラミング読書会』に参加することに。
Mercurial でのファイル名文字コードの話では、(僕が推測する) Matt が考えるファイル名文字コード取り扱いの方針 〜 Python 版毎の対応 Unicode 仕様バージョン 〜 レイヤ毎に異なる Unicode 仕様 〜 Mac の HFS+ における NFD 実装の Unicode 仕様あたりの話題まで広範に脱線。
詳細情報に関しては以下を参照のこと:
- 文字コード設定に関しては、"文字コード" や "Mercurial の文字コード設定"
- Windows 上での UTF-8 対応に関しては、"Abstracting filesystem API for UTF-8 support on Windows"
- Unicode 絡みの挙動に関しては "トルコ文字と case insensitive filesystem" や "グルジア文字と case insensitive filesystem"
オンラインヘルプの話題では:
- 現状、オンラインヘルプ/メッセージ出力は、ほぼ 100% 日本語翻訳されている
- 日本語化のための環境変数設定に関しては、"言語設定" を参照のこと
- インストール時にソースからビルドするパッケージ管理は、インストール時に GNU gettext が必要
- "
hg help コマンド名
" は最小限のヘルプ出力- "
hg help -v コマンド名
" で、詳細/実行例が表示されるコマンドも - 旧版から使っている人は、
-v
= グローバルオプション表示と誤解しているけれど、近年の版では状況が異なるので、要注意
- "
- "
hg serve
" で実行される HTTPD を使って、ヘルプをウェブブラウザで見る手も - mercurial-users.jp 経由での日本語ドキュメント参照も可能
あたりの話を。
ブランチ運用の話に関しては、troter 氏の PyCon JP 2012 における『(分散)バージョン管理システムの組織化』に触れつつ、『パターンによる構成管理』をお勧めしてきた。

パターンによるソフトウェア構成管理 (IT Architects’ Archive―ソフトウェア開発の課題)
- 作者: ステファン・P・バーチャック,ブレッド・アップルトン,宗雅彦
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Pythonista なら、独自コマンドとかフックを簡単に実装できるので、Mercurial マジお勧め!的な話とか。
勿論、TokyoMercurial 勉強会や #mercurialjp ハッシュタグの宣伝も忘れていない。
それから、ユーザからの要望が上がってくると(特に文字コードとかの多国語系の実装は)修正採用/機能拡張にも弾みが付くので、是非是非要望を上げて欲しい旨のお願いや、Twitter でのつぶやきベースで修正されたバグも少なくないことから、ちょっとしたことでも、是非 #mercurialjp 付きでつぶやいて欲しい、っていうか、mercurial という単語は我々の監視下にある!という話も。
清水川氏が風邪による体調不良のため、『あまり喋られないから、どんどん脱線してください』とのことだったので、遠慮無しにガンガン脱線しちゃったけど、調子に乗って喋りすぎたかも……orz
以下、勉強会時間枠内での自分の tweet 一覧を、ブックマーク代わりに列挙: