彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

Python Developers Festa 2012.07

前回の Python Developers Festa 2012.03 に引き続き、Python Developers Festa 2012.07Mercurial ハンズオンのスタッフ要員として参加してきた。

主催の id:voluntas 氏を初めとする運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。

id:troter 氏が作成したハンズオン資料を元に、各自が黙々と作業しつつ、適宜 troter 氏や私が質問等に答える、というスタイルは前回同様。
事前に『疑問が出たり、作業に躓いたら、些細な話でも良いので声を掛けてくださいね』とは話しておいたのだけれど、今回は前回にも増して黙々感が強かった気が……。まぁ、各自が自力でドンドン進められるのは、良いことなのだけど、あまりにも質問が無いと、スタッフ要員としての僕の存在意義がなぁ……(笑)。

とは言いつつも、今月末が Mercurial 2.2.x ⇒ 2.3 への定例バージョンアップの作業締め切りなこともあり、メッセージ翻訳や、それに伴う新機能の確認作業などを行っていたので、手持ち無沙汰感は全く無い状態。

っていうか、こっちの作業に夢中で、『質問したいなぁ(チラッ)』的オーラを見逃していたら御免なさい > ハンズオン参加者

今回の 2.2.x ⇒ 2.3 における大きな追加項目は、個人的には、histedit の同梱化と、obsolete 機能の追加かなぁ。

特に obsolete 機能は、資料を何度か読み返しても、ちっとも内容が頭に入ってこなくて悪戦苦闘する羽目に。

機能の追加自体はあったものの、実際に obsolete によるマーキング処理を行うのは、debugobsolete コマンドのみで、これは単に obsolete マーキング付けを行うだけという、具体的な利用シーンを想起するものが無い状態なのも、理解を妨げている感じ。

かといって、 revsets に追加された obsolete/extinct/unstable 述語の説明を、obsolete 機能を理解せずに、字面だけ見て翻訳するわけにも行かないし……。

途方に暮れる中、突破口となったのは、資料に書かれた以下の説明:

  • "extinct" は『obsolete な子孫しか持たない』ので、表示や push/pull の対象から除外したり、刈り取ったりが可能
  • "unstable" は『obsolete な先祖を持つ』ので、別な場所に rebase されるべき

あぁ、そういうことか!? (※ 長くなるので別エントリで説明)

これで何とか納得の行く翻訳ができそうで一安心。

今回は私用があって、LL 等の発表枠の途中で抜けてしまったけれど、次回はフル参加できると良いなぁ。