彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

OpenSolaris 勉強会 2011.08

東京 OpenSolaris 勉強会 2011.08 に参加してきた。

先月同様に "Solaris Internals" の "PART FOUR Memory" の要約の続きで、今月から "Chapter 9: Virtual Memory" に突入。

毎度お馴染みの、周辺事情やら、歴史的経緯やら、個人的な興味による勝手な掘り下げなどで、進捗は 4 ページ弱。9.2.1 の直前まで。

アドレス空間("struct as")、セグメント("struct seg") と VNODE("struct vnode") が構築する構造に関しては、Solaris Internals にも図が掲載されているけど、独自に図を起こしたほうが良かったかも?文章+口頭説明では、ちょっと意図が伝わりづらかった感じ。ホワイトボードが部屋の反対側にしかなかったのも痛かったなぁ....

他にも、COMSTAR とか ZONE とかの話など、盛り沢山な内容。

それから、今日は "Telecommunication" の相澤氏と初の物理接触

2007 年末に Solarisファイルシステムの開発を開始する時点で、唯一見つけた「ファイルシステム実装に関して、日本語でまとまった情報を掲載している」サイトが、相澤氏のサイトだったのだ。

もっとも、氏の公開しているソースのライセンスが GPL だったため、発注元との関係上 GPL ソースを回避する必要があったことからソースは読めず終いだった、というオチが付くのだけれど (^ ^;;;;)

で、終わった後の空き時間で、ファイルシステム実装談義などを。

ちなみに、来月はシルバーウィークとモロにぶつかるため勉強会はお休み。再来月の 10 月は 15 日に ZFS Day としての開催なので、Solaris Internals の続きは 11 月ということに。