彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

2014 年を振り返る&2015 年の抱負

単に年間12回ある月末の1つではありますが、縁起物なので、今年一年を振り返ってみたりします。

Mercurial 関連活動

Mercurial 本体への貢献

2014年の一年間で Mercurial 本体に採用されたコミットは、総数280件(うち翻訳関係が16件)という成果でした。

2013年の成果が総数111件(うち翻訳関係が9件)で、年頭の目標が「コミット数ベースでは、月10件平均で総数120件」でしたから、今年は例年の成果&年頭目標に対して、大幅に上回る貢献ができました。しかも、コミット数ベースでの単純な順位付けなら、Pierre-Yves に次ぐ二位です!

(※ コミット数集計から「マージ実施リビジョン」を除外しました)

ちなみに、年間100件のコミット成果があれば確実にコミット数ベスト10、というのが例年のMercurial の開発ペースでした。例えば2013年のコミット数トップ10は:

     1	Mads Kiilerich                           257
     2	Pierre-Yves David                        202
     3	Sean Farley                              193
     4	Matt Mackall                             187
     5	Siddharth Agarwal                        141
     6	FUJIWARA Katsunori                       118
     7	Bryan O'Sullivan                         111
     8	Alexander Plavin                          94
     9	Augie Fackler                             85
    10	Simon Heimberg                            79

ところが今年は:

     1	Pierre-Yves David                        969
     2	FUJIWARA Katsunori                       280
     3	Mads Kiilerich                           263
     4	Matt Mackall                             263
     5	Gregory Szorc                            244
     6	Martin von Zweigbergk                    171
     7	Siddharth Agarwal                        138
     8	Lucas Moscovicz                          119
     9	Yuya Nishihara                           119
    10	Sean Farley                              118

例年と比較して、以下の様な「コミット数インフレ」な年でした。Facebook が本腰を入れた影響があるのかな?

  • 一位が例年の倍近い950件 (2013年のコミット数一位の275件は例外的に少ない)
  • 五位までが200件オーバー (例年なら、200超えは三位ぐらいまで)
  • 十位でも113件 (例年なら、十位は二桁コミット数)

私のコミット数倍増も、コミット数インフレの勢いに当てられたせいかもしれません(笑)

その一方で、もう一つの年頭目標であった「Windows 向け UTF-8 ファイル名対応に目途を付ける」に関しては、思ったような成果が上げられませんでした。

もう少し集中的にパッチを投函したいところですが、Matt がパッチ提案を捌くペースに合わせる必要があるので、どうしても平行して作業している他のバグ修正・機能拡張に手を出しがちになってしまうんですよねぇ……

とりあえず2015年の目標は、昨年と同様、以下の感じで。

  • コミット数ベースでは、月10件平均で総数120件
  • Windows 向け UTF-8 ファイル名対応に目途を付ける
● 情報発信活動

情報発信活動での主なチャネルは以下の通りです。

ML での情報発信は、リリースアナウンスメインではありますが、重要な障害に関しては、今後も素早くアナウンスしていく方向で頑張ろうと思います。

Twitter 上での監視/助言活動は、今年も多数の成果に結びついたので、今後も継続する予定です。

今年はイベント参加は少なめでした。

ブログでの情報発信に関しては、エントリ公開頻度の波はあるものの、Mercurial本体へのコミット成果の増加を考えれば、まぁ、あんなもんでしょう(笑)

今後も「twitter での助言 ⇒ 関連エントリの公開」のサイクルを素早く回せるように、頑張っていこうと思います。

Solaris 関連活動

今年も 日本OpenSolarisユーザーグループ主催の勉強会 (東京 OpenSolaris 勉強会)での発表以外は、殆ど活動らしい活動は出来ず仕舞いでした。

年頭の目標が「何か1つでも良いから、実装成果を上げる」でしたが、今年も目標未達です。

まぁ、勉強会での Solaris Internals の読み進めが(比較的)順調に進んでいるのが、救いといえば救いでしょうか?

引き続き、何か1つでも良いから、実装成果を上げるのが2015年の目標ですね。

その他

個人的には、ちょっと今年は時間の使い方が上手くなかったなぁ、という感じです。

とりあえずは、生活サイクルが狂わないように、日付が変わるあたりには就寝するようにしたいなぁ、などと、小学生みたいな目標を(笑)。

なにはともあれ、来年も良い年でありますように。