彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

What a Wanderlust-full world

メールリーダには Wanderlust を使用しているのだが、IPS 経由でインストールした Emacs なので、パッケージを一括導入してくれる Meadow を使用している分には問題の無いパッケージ依存の問題を解決する必要が。

Wanderlust を使うには、semiflimapel といったライブラリを必要とするのだけれど、そもそも Wanderlust の公式ページからのリンク先が移動している始末。

モゾモゾとディレクトリを徘徊して、やっと目当てのライブラリを探し当てることに成功。格納先分類の方針が変更されてたみたい。

必要なアーカイブも手に入ったことだし、いよいよインストール。

上記のライブラリの間にも相互依存関係があって、バイトコンパイルの際に「必要なライブラリが見つからない」旨のエラーを通知してくる。
su なり pfexec なりで権限を獲得して、システムワイドな site-lisp にインストールしても良いのだけれど、こういった外部ライブラリは ${HOME} 配下等の閉じた領域にインストールするのが個人的な好み。

そうなると、batch モードでの byte compile には load-path 設定のために環境変数設定などが必要になる。えーい、面倒だ!ということで、バイトコンパイルしない *.el のまま使用することに。

初回ローディング時のオーバヘッドが大きいけど、関数実行時に毎回 eval するわけでもないから別に気にしない方向で。

全てのアーカイブを展開し、.emacs ファイルでの load-path 設定も完了したので、いざ Wanderlust を起動!

なに?semi の *.el 中にある static-cond が不正?

あぁ、これ、バイトコンパイル時限定で評価する条件判定じゃなかったっけ?面倒臭いので static-cond ⇒ cond でどうよ?

あれ?今度は「wl-news.el が無い」って言って来るぞ?

むーん、wl-news.el はテンプレートファイルを処理することで、バイトコンパイル時に一緒に生成しているのね。あー、もう、結局バイトコンパイルを通さないと駄目じゃん。

幸い今回使用しているライブラリ群は、添付の *-CFG ファイル冒頭の load-path 設定部分を書き換えれば、非標準位置にあるライブラリも読み込める模様。

ここ最近は生 elisp のインストールから遠ざかっていたから知らないだけで、*-CFG とか *-MK ファイルで云々っていうのは、(e)lisp 界隈では良く知られたお作法なのかな?まぁ、何にせよ、慌てるな > 自分、ということで。

一連のライブラリを make し直して、再度 Wanderlust を起動!おぉ、立ち上がった&メールも読める!

気を良くしてメールを送信!あれ?「未定義関数を呼び出した」って出るぞ?

あぁ、flim は新しい版(1.14.9)があったので、そっちを使ったのがまずかったか。やれやれ。

気を取り直して、flim を動作保証のある版(1.14.6)に戻して make。そしてやっと環境構築完了。いやぁ、Meadow のネットインストールって便利なんだなぁ(詠嘆+婉曲な形容)。

やっと環境が整ったのは良いけど、どうにも画面が見辛い。

最近は画面設定を「黒地に白」にしているのだが、ベタ組み、つまり字間・行間の密接具合が、膨張色の白で強調されてしまうのと、使用フォントがあまり綺麗じゃないことの相乗効果っぽい。

かといって背景を明るい色にしてしまうと、Wanderlust の色設定と相性の悪い部分=文字が見えない部分が出てきてしまう。流石に Wanderlust の色設定を逐一補正して歩く気にはならないし…。

結論: 背景を暗灰色にして、白色文字の膨張感を抑える

灰色を明るくすると文字そのものの視認性が低下するし、暗くすると白色文字の膨張間でテキスト全体の視認性が低下するしで、微妙な綱渡りをする羽目に。あー、やっぱり良いフォントを探してこないと駄目かなぁ〜。

ちなみに、標準位置にインストールしなかい場合は、アイコン画像格納先を設定する必要がある。

(setq wl-icon-directory (expand-file-name "インストール先/etc/icons"))