江戸文字展〜ヴァチカン教皇庁図書館展II
「文字」つながりで、深川江戸資料館で開催されている「江戸文字展」と、印刷博物館で開催されている「ヴァチカン教皇庁図書館展II」を見学してきました。
深川江戸資料館
今回が初めての深川江戸資料館見学だったのですが、常設展示を見てびっくり!建物の地下には、江戸時代の街並みが再現されているではないですか!
展示面積自体は決して広い訳ではないのですが、建物が絶妙に配置されていることもあって、没入感が凄いです。
館内に流れていたビデオによると、外見だけを復元した「なんちゃって江戸の町並み」ではなく、当時の建物で実際に使われていた工法を駆使した、本気の町並み再現とのこと。
ぱっと見の感じは、新横浜のラーメン博物館的な感じですが、どちらかというと江戸東京たてもの園の屋外にある、復元建造物/生活情景再現展示の方に近い趣旨なんでしょうね。
照明/外光取り入れ口の開閉/効果音/プロジェクタ等を駆使して、昼〜夜の変化や、降雨〜雨上がりの虹を表すなど、演出も非常に凝っていました。
長屋の部屋も、板張りにむしろ敷きのものから:
畳敷きで比較的広い裕福なものまで:
バリエーションのある展示になっています。
これらの長屋を含め、多くの建物は、部屋の中にも上がり込めるので、建物の細部や家具等もじっくり観察することができます。
事前に施設詳細等を確認せずに行ったので、常設展示には正直あまり期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切る充実振りでした。