静岡 Bootcamp で OpenSolaris の移行
OpenSolaris 勉強会の主催する静岡 Bootcamp に参加。
今回のメインは、OpenSolaris 系ディストリビューションを片端からインストールしてみる、という深夜作業。install-thon とでも呼べば良いのか?
旧 Indiana(= ディストリビューションとしての OpenSolaris。"2009.06" とかの名称で配布されていたもの)の更新が実質停止な状況であるため、既に旧 Indiana を導入している環境がある場合は、(1) 新規にインストールし直すか、(2) 何らかの移行パスを経て別のディストリビューション("Solaris 11" 含む)に移行する必要がある。
仮想環境などにインストールした実験用のものは、再度インストールし直しでも構わないが、既に運用を開始したもの(デスクトップ環境とかサーバ等)に関しては、出来ることなら別ディストリビューションへの移行で済ませたい。
で、どうせ移行するなら、やっぱり OpenIndiana なんじゃねぇ?ということで、Old Indiana ⇒ OpenIndiana の移行系インストール担当に立候補することに。
Old Indiana ⇒ OpenIndiana の移行は比較的容易との噂だけど、今回の参加者の中にも「原因不明だけど、失敗したケースあり」な経験を持つ人も居たりするので、気は抜けない。
OpenIndiana サイトの情報によると、以下の手順で移行できるとのこと。
$ pfexec pkg set-publisher --non-sticky opensolaris.org $ pfexec pkg set-publisher -P -O \ http://pkg.openindiana.org/dev openindiana.org $ pfexec pkg image-update -v
なお、上記手順での以降は、svn_134 以上にアップグレードしてあることが必要。旧 Indiana(OpenSolaris 2009.06) から特に明示的にアップグレード作業をしていない場合のベースリビジョンは svn_111b なので、当然アップグレードが必要("uname -a" で確認されたし)。
$ pfexec pkg install SUNWipkg SUNWipkg-um SUNWipkg-gui $ pfexec pkg set-publisher -O \ http://pkg.openindiana.org/legacy opensolaris.org $ pfexec pkg image-update -v
OpenSolaris 2009.06 導入後の最初の image-update を経ていれば、SUNWipkg SUNWipkg-um SUNWipkg-gui に関しては既に導入済みの筈。
それではアップグレードしますか ................................ 終わらねぇ .... orz
ネットワーク経由でのパッケージ取得等で、帯域が不足しているのかとも思ったのだが、どうやら内部管理情報の更新等で手間取っているらしく、ネットワークアクセスが止んだ後も、CPU がブンブン走っているか HDD にガシガシアクセスしているかのどちらか、という状態が継続。
むー、移行作業そのものが重いのか、仮想環境上での作業だから遅いのか、元々の CPU/HDD 等の性能がよろしくないのか、あるいは全部の複合なのか、兎に角全然終わらない。
待つこと暫し ........................................ 撤収時刻になりました .... orz
4 時間近く粘って進捗無しかよ .... とりあえず、もうちょっとマシな環境で再挑戦しよう > OpenIndiana 移行
ちなみに、今回の環境は、Let's Note CF-R7(CPU: Core2 Duo U7600 1.2GHz, メモリ: 2G)上で、VirtualBox のゲスト環境にメモリを 512M 割り当てたもの。ゲストに 1G ぐらい割り当てればもうちょっと違ったのかもしれないけど、そうすると今度はホスト側がうんともすんとも言わなくなるのが難点。
HDD の性能的な[面でも、ノート PC 上の仮想環境ってのは弱いよなぁ。ほかの参加者の仮想環境はそこそこ快適に動いているのは、使用している HDD の差なのか、はたまた単なる搭載 CPU の性能差なのか。あ、最近は SSD だから平気なのかな?
そろそろ世代交代の頃合か? > ノート PC