Host-Only アダプタと wireless アダプタの相性が悪い件
MS-Windows ホストから VirtualBox 上のゲストに対して NAT + ポートフォワード設定でアクセスすると、初期接続に物凄く時間が掛かる以外にも、えらく不安定な感じ。
随分前に OpenSolaris 勉強会で相談した際に「Host-Only 接続にすれば?」と言われたのだが、こちらも(当時は)イマイチ動作がアレだったので、暫く NAT + ポートフォワードで騙し騙し使っていたのだ。
しかし、いい加減不安定過ぎなので、最新の VirtualBox 3.1 がリリースされたのを機に、ちょっくら頑張ってみようかと。
しかし、やっぱり上手く動かない。
何が駄目かというと、VirtualBox と同時に導入される「Host-Only アダプタ」を有効にすると、ホストであるノート PC(MS-Windows) 上の「wireless アダプタ」が無効化されてしまうのだ。しかも、何遍「wirelss アダプタを有効化」しても、すぐに無効化されてしまう。
VirtualBox に閉じた作業だけで良ければ、これでも十分と言えるのだけど、ゲスト実行中は外に出て行けない、ってのはなぁ。
プロパティを弄ったり、優先度を変えたりしたけど、一向に改善しない。
試しに「Host-Only アダプタ」と「有線 LAN アダプタ」との組み合わせで動かしてみると、こちらは問題なく共存可能。となると、問題は「wireless アダプタ」との組み合わせか。
でもノートPCで「wireless アダプタ」(しかも鉄板と言っても良い Intel Centrino)が使えない状況って、どう考えても放置されている筈無いよね?
あー、どうしたものか?とグダグダ弄り回していたところ、「有線 LAN アダプタ」を有効にしたら、「Host-Only アダプタ」とは関係なく「wireless アダプタ」が無効に。
あれ?どういうこと?と考えること暫し。そういえばこのノートPC(Let's note)にはネットセレクタなるユーティリティが入っていて、ネットワーク設定のあれやこれやをやっているので、ひょっとしてこれか?
アタリだった。有線/無線は排他利用しかしないだろうから、と「有線LAN接続中は無線LAN接続を停止する」を設定していたのだった。お前のせいか……… > 過去の自分
「Host-Only アダプタ」が有線 LAN 扱いなので、「wireless アダプタ」が強制無効化されていたのね。
この設定を外したら見事に問題は解消。あー、もっと早く気付いていれば……。