rdesktop コマンドで MS-Windows に接続
VirtualBox 上で稼動している MS-Windows に rdesktop コマンド(SUNWrdesktop パッケージ)でリモートデスクトップ接続してみる。
…………ローカルホスト上から rdesktop コマンドで繋ぐよりも、Windows ノート PC =外部から Microsoft 製クライアントで繋ぐほうが、操作の際の応答がキビキビしている感じ。
え〜、それってちょっとアレじゃね?
SXGA(1280x1024)は広すぎるってこと?っつーか、Microsoft がたいしたものだ、ってこと?など思いつつ、rdesktop コマンドのマニュアルを熟読すること暫し。試しに rdesktop コマンドに「圧縮」を指示する "-z" オプションを指定したら、ぱっと見遜色無い程度まで応答性が改善した。
おぉ、やるじゃん!> rdesktop
でも SSH のポートフォワード経由の場合、二重圧縮は効率が落ちるだうから:
- SSH 側の圧縮を切る
- rdesktop コマンド側の "-z" オプション指定を外す
の二択ってことになるのかな?「圧縮」っつーのが、「イベントシーケンスの圧縮」というアプリ層な話なのか、「転送データの圧縮」という通信層な話なのかで違ってくるけど…。
とりあえず使えるレベルになったのだけれど、rdesktop 起動の度に:
24bit カラー表示はできないから 16bit カラーで稼動します(意訳)
と表示されて、16bit カラーモードでしか稼動しない。
やっぱり純正クライアントじゃないと駄目なのか?とおもったら、MS-Windows 上のクライアントから接続しても 16bit カラーモードで稼動する点は変わりないらしい。
「それじゃぁ、24bit カラーモードって意味無いじゃん?!」と思いつつ、再びネットを徘徊すること暫し。どうやら、リモート側の設定を 24bit カラー有効にしないと駄目らしいことを突き止める。
MS-Windows の管理作業に慣れていないせいか、上記ページの説明は省略が多くてよくわからないので、このページへのリンクを見つけた元ページ側の手順を読みつつ 24bit カラーを有効化。
おぉ!24bit カラーになってますよ!
ちなみに、rdesktop コマンドはロケール設定(LANG、LANGUAGE とか LC_* 系の環境変数)に応じてキーマップを変更してしまうので、言語設定と異なる配列のキーボードを使用する際には:
- 環境変数設定を変更して起動
- "-k" オプションでキーボードマップを明示(例: "-k en-us")
のいずれかを実施する必要アリ。
但し、"-k en-us" とかを指定してしまうと、ゲスト OS の MS-Windows 側の言語選択が EN に切り替わってしまう点には注意が必要。
いつもは言語バーを表示しない設定で使っているので、最初は日本語入力できない原因が全然判らなくて難儀させられた…。