OpenSolaris でデスクトップ環境 〜 導入編
職場の PC がウントモスントモ言わなくなった。
当初の症状は画面出力が駄目になるというものだったため、冷却ファンがブーブー五月蠅かった(シャフトが偏心してたのかな?)こともあり、ビデオカードの入れ替えをしたところ、一時的に復活したのだけれど、結局再度起動できない状況に。
どうやらマザーボードが駄目になったらしいので、これを機会にリニューアルすることに。
で、どうせフルセットアップするなら、デスクトップ環境をいっそ MS-Windows 系から OpenSolaris に移行する、ってのはどうよ?ということで、色々試行錯誤してみた。
すっかり手馴れてしまったので、OpenSolaris のインストールそのものはスイスイと完了。
むしろ、折角作ったブート可能 USB メモリが、なかなかブートデバイスとして認識されないために、BIOS 設定を変えては再起動、というのを何度か繰り返した方が余程面倒だった。結局 USB-HDD ということで認識されたけど、ブートデバイス列挙可能数が少ない BIOS は面倒だねぇ。
インストールは至極順調に進んだけれど、折角の WUXGA(1920x1200) ディスプレイなのに、使用可能な解像度設定は何故か UXGA(1600x1200) で頭打ち。
デフォルトでは RADEON HD ドライバが検出されない(6642276)などという話も見かけたので、RADEON HD 用ドライバを使用する設定で X を再起動してみたものの、上限は相変わらず UXGA のまま。
うーむ、AM3(DDR3) で妥当そうなビデオ統合チップセットということで AMD 785G (RADEON HD 4200 相当)のマザーボードを選んだのだけど、比較的新し目なチップセットだったのが裏目に出てしまったなぁ。
/var/log/Xorg.0.log にドライバの対応ハード情報が出力されていたけど、どうやら HD 4200 系には未対応な模様。
ビデオメモリと出力帯域が十分あれば高解像度でも大丈夫、と思っていたけど、標準動作は高解像度に対応してないのね。
RADEON HD 用ドライバを含むパッケージの情報を見てみると:
$ pkg info SUNWxorg-graphics-ddx .... Version: 0.5.11 Build Release: 5.11 Branch: 0.111 Packaging Date: Fri May 8 16:44:31 2009 ....
ということで、最新版の X11R7.5 がリリースされた 2009/10/26 よりも前のパッケージだから、最新版のパッケージを作ればひょっとして?という期待もあったけど、最新の ATI ビデオカード対応一覧にも HD 4200 系は含まれていないので、当面は無理そうな感じ。
どうしたものか?と思っていたら、冒頭でも書いた「入れ替えてみたビデオカード」がドライバの対応ハードに含まれる HD 4550 を使っていたので、不幸中の幸いとばかりに試してみた。
…………あれ? 再起動したら GUI ログインに進まないぞ?
/var/log/Xorg.0.log を見てみたら:
このハードへの対応はまだまだアルファ版です(意訳)
というメッセージに続いて、初期化と思しき関数の延長でスタックダンプしている模様 orz
結論: