彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

Mercurial 1.2 is released

2009/03/04 付けで、国際化対応を含む(個人的には)待望のMercurial 1.2がリリースされた。

んが、リリースノートを読んでみると:

added translation support with 
    initial Danish, Chinese and Italian translations

crew リポジトリにも取り込まれた筈のJapaneseが列挙されて無いじゃん!

慌ててソースアーカイブをダウンロードしてみたところ、i18n/ja.po ファイルはちゃんと含まれている。そりゃぁ、翻訳率は低いけど、忘れないで欲しいなぁ

気を取り直して早速ビルド。逸る気持ちを抑えつつ、"(export LANGUAGE=ja; hg help)" でヘルプ表示をしてみた。

Mercurial - 分散構成管理ツール

コマンド一覧:

 add          add the specified files on the next commit
 addremove    新規ファイルの追加登録、および不在ファイルの登録除外
 annotate     ファイル行毎のチェンジセット情報表示
 archive      リポジトリ外へのアーカイブの生成
 backout      reverse effect of earlier changeset
 bisect       subdivision search of changesets
 branch       現ブランチ名の設定ないし表示
 branches     リポジトリ中の名前付きブランチの一覧
 bundle       create a changegroup file
 cat          指定されたリビジョンのファイル内容の出力
 clone        既存リポジトリの複製
 commit       commit the specified files or all outstanding changes
 copy         mark files as copied for the next commit
 diff         diff repository (or selected files)
 export       1つ以上のチェンジセットに対するヘッダおよび変更内容の出力
 grep         特定のパターンに合致するファイルとリビジョンの検索
 heads        現時点でのリポジトリ(ないしブランチ)のヘッド表示
 help         指定されたトピックのヘルプやヘルプ概要の表示
 identify     作業領域ないし特定リビジョンの識別情報表示
 import       パッチの順次取り込み
 incoming     指定リポジトリ中の未取り込みチェンジセットの検索
 init         指定されたディレクトリでの新規リポジトリの作成
 locate       指定されたパターンに合致する名前を持つファイルの特定
 log          show revision history of entire repository or files
 manifest     現時点ないし指定時点でのリポジトリマニフェストの出力
 merge        作業領域の内容と他のリビジョンのマージ
 outgoing     連携先リポジトリに含まれないチェンジセットの表示
 parents      作業領域(ないし指定リビジョン)の親リビジョンの表示
 paths        連携先リポジトリの別名一覧の表示
 pull         指定されたリポジトリからのチェンジセット取り込み
 push         指定されたリポジトリへのチェンジセット反映
 recover      中断されたトランザクションの取り消し
 remove       次回コミットにおける指定されたファイルの登録除外
 rename       rename files; equivalent of copy + remove
 resolve      hg merge や hg update におけるファイルマージの再実施
 revert       各ファイル/ディレクトリ状態の復旧
 rollback     直前のトランザクションの巻き戻し
 root         作業領域のルート(最上位)ディレクトリ位置の表示
 serve        HTTP 経由でのリポジトリの公開
 showconfig   全設定ファイルによる最終的な設定内容の表示
 status       作業領域のファイル操作状況の表示
 tag          現リビジョンないし指定リビジョンへのタグの付与
 tags         リポジトリ中のタグ一覧の表示
 tip          tip リビジョンの表示
 unbundle     バンドルファイルの適用
 update       作業領域の更新
 verify       リポジトリの整合性検証
 version      バージョンおよび著作権情報の表示

利用可能な拡張機能:

 mq          patch management and development
 patchbomb   sending Mercurial changesets as a series of patch emails
 win32text   (no help text available)

追加のヘルプトピック:

 dates        日時表記
 patterns     ファイル名パターン
 environment  環境変数
 revisions    単一リビジョンの指定
 multirevs    複数リビジョンの指定
 diffs        差分形式
 templating   テンプレートの利用
 urls         URLのパス指定

別名およびグローバルオプションは "hg -v help" で表示されます

あれ?歯抜けだ?

mercurial/commands.py を確認してみたら、リリース直前にヘルプ文字列を変更するパッチが取り込まれていた模様。代替テキストの検索は「完全一致」ベースだからなぁ。

週末パッチ作成コース決定… orz

version 表示がおかしいとか、マイナーバグが幾つかあるみたいなので、速攻で送れば近々のリリースで入れてくれるだろう(多分)ってのが救いか。