彷徨えるフジワラ

年がら年中さまよってます

『入門Mercurial』へのご意見・ご要望・誤記情報

Mercurial の 1.x ⇒ 2.0 では、コンセプト/操作性/互換性等における大きな改変はありません。 本書の帯には、出版当時の最新版である『1.1 対応』が記載されていますが、日々の作業で必要とされる基本的な事柄に関しては、最新の 2.x 版においても適用可能…

リポジトリホスティング使用時の .hgsub 記述

2014年初の、備忘録代わりに「お気に入り」に入れておいたツィートの棚卸しシリーズも、とりあえず本エントリで最後です。以前、以下の様なエントリを見かけました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t =…

Mercurial + Subversion 連携時の注意点

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れておいたツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑) Subversion 連携の際の、いくつかの注意点に関して、ツィート経由で得た情報をまとめておきます。以前、以下のツィートを見かけました。 window.twttr =…

Mercurial のパターン指定におけるディレクトリ相対性/合致条件

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れておいたツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑)随分前になりますが、以下のツィートに関連する一連のツィートで、パターン指定に関してのやり取りがありました。 window.twttr = (function(d, s, id) {…

アンチウィルスソフトによる Mercurial 履歴ファイルの破壊防止

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れておいたツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑)以前、リポジトリ連携による履歴取り込みやコミット等の契機で、部分的な hg verify を走らせることで、アンチウィルスソフトによる予期せぬ履歴情報の破…

ファイルを登録除外したリビジョンの検出

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れてあったツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑)※ 本文中では revsets 述語の removes() に関して説明していますが、adds() や modifies() でも似たような現象が発生しますので、可能であれば filelog()…

インストーラ経由でのMercurial のインストールに関する設定

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れてあるツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑)昨年、以下のようなツィートを見かけました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {…

並行した複数ファイルへの改名(divergent rename)

本エントリも、備忘録代わりに「お気に入り」に入れてあるツィートの棚卸しシリーズの一部です(笑)昨年、以下のようなツィートを見かけました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {…

TortoiseHg のファイル内容文字コード判定処理

備忘録代わりに「お気に入り」に入れてあるツィートの棚卸しを兼ねた、TODOリスト代わりの私的エントリですが、勝手に実装してもらえる分には大歓迎です(笑) > 誰かTortoiseHg におけるファイル内容/差分ビューアでの、文字コード選択周りのトラブルに関…

"Android Studio最速入門" 第32回に関する指摘

連載 "Android Studio最速入門〜効率的にコーディングするための使い方" における "第32回 バージョン管理─Mercurial連携の使い方" での Mercurial 連携に関する説明で、気になる点があったので、まとめておこうと思います(筆者の方には報告済み)。ある程…

2013 年を振り返る&2014 年の抱負

単に年間12回ある月末の1つではありますが、縁起物なので、今年一年を振り返ってみたりします。 執筆活動 今年は、二冊の書籍を出版することができました。入門TortoiseHg+Mercurial作者: 藤原克則出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2013/02/27メディア…

IntelliJ IDEA での Mercurial 連携における文字コード設定

Windows 環境における、IntelliJ IDEA での Mercurial 連携における文字コード設定周りは、2013年の春先から夏にかけて大きく改善されました。先日、"Android Studio最速入門〜効率的にコーディングするための使い方" という連載の "第31回 バージョン管理 ─…

Mercurial に関するコミュニティ由来の成果(2013年版)

本エントリは、2013年の一年間に、ML/twitter/勉強会といったコミュニティから上がった情報/要望の中で: Mercurial 本体に取り込まれた修正の契機になったもの Mercurial 本体に取り込まれてはいないものの、何らかの成果に結びついたもの 『今後の作業のネ…

Mercurial で困った時に

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の25日目です。このエントリでは、Mercurial を利用していて: ある機能を使いたいが、詳細がよくわからない 期待通りに機能しない やりたい事があるが、どの機能を使えばよいのかわからない といった場合に…

パーフェクト dirstate 〜 トラブル対処編

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の24日目です。本エントリでは、基礎編での .hg/dirstate に関する説明を踏まえて、いくつかのよくあるトラブルに対して、その原因と対処方法について説明します。 プラットフォームによるモード判定の可否 …

bundle マニアックス

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の23日目です。本エントリでは、rebase や MQ、同梱版の shelve 等を使わない場合は、普段あまり目にする機会がない、日陰者の bundle ファイルに関して、徹底的に説明しようと思います。hg diff や hg expo…

color+pager 完全マスター

※ ページャ併用の有無によるモード切り替えに関する追記あり@2015-05-02このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の22日目です。id:tk0miya さんによる、17日目のエントリや、ターミナル判定の話との被り具合に一抹の不安を隠せませんが、一応別視…

パーフェクト dirstate 〜 基礎編

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の20日目です。エントリを公開するのは 12/29 ですが、諦めたらそこでクリスマス終了です。諦めるまでがクリスマスです(笑)。Mercurial では、hg status を使うことで、作業領域中の管理対象ファイルに対…

TortoiseHg の独自機能 〜 サブリポジトリのファイル検索

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の15日目です。このエントリでは、前回の「TortoiseHg の独自機能 〜 サブリポジトリの状態表示」に引き続き、TortoiseHg が独自に提供している機能として、「サブリポジトリのファイル検索」について説明し…

Mercurialエクステンションで、指定パターンに合致する管理対象ファイルを取得する

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の14日目です。先日、下記のツイートを契機に、Mercurial の内部実装に関する一連のやりとりがありました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window…

TortoiseHg の独自機能 〜 サブリポジトリの状態表示

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の13日目です。このエントリでは、前回の「TortoiseHg の独自機能 〜 変更の退避」に引き続き、TortoiseHg が独自に提供している機能として、「サブリポジトリの状態表示」について説明しようと思います。サ…

TortoiseHg の独自機能 〜 変更の退避

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の11日目です。このエントリでは、前回の「TortoiseHg の独自機能 〜 履歴の圧縮」に引き続き、TortoiseHg が独自に同梱している機能の紹介として、「変更の退避(shelve)」について説明しようと思います。と…

OpenSolaris 勉強会 2013.12

日本OpenSolarisユーザーグループ主催の Tokyo OpenSolaris 勉強会 2013.12 に参加してきました。季節外れの台風が関東に接近していたこともあって、前回は直前に開催中止でしたので、随分久しぶりな感じがします。今年最後の開催で、忘年会的な意味合いもあ…

TortoiseHg の独自機能 〜 履歴の圧縮

このエントリは、Mercurial Advent Calendar 2013 の5日目です。「Mercurial の GUI」として知られている TortoiseHg ですが、単純にユーザインタフェースをグラフィカルにしただけではありません。Mercurial には無い独自機能も提供しています。このエント…

Python Developers Festa 2013.11

Python Developers Festa 2013.11 に参加してきました。主催の id:Voluntas 氏を初めとする、運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。今回は、拙著「lsを読まずにプログラマを名乗るな!」が発売された際に: window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs…

非 ASCII 文字出力により、Windows 上での Mercurial 実行が中断される問題

時間の無い方向けに、先に要点をまとめておきます(笑)。Windows 環境で以下の条件が成立する場合、 Mercurial が非 ASCII 文字列を表示しようとすると、『表示失敗』扱いでコマンド実行が中断されます。 Windows 標準のコマンドプロンプト(cmd.exe)を使用…

Mercurial の osutil.listdir() における "skip" の位置付け

完全に内部実装固有の話なので、備忘録以上の意味は無いエントリです(笑)。Mercurial の実装では、ディレクトリ配下の要素一覧と各要素の stat(2) 情報を一括で取得する機能として、要素一覧しか取得できない Python 標準の os.listdir() とは別に、独自の…

文字大小を無視する .hgignore 記述

Twitter 上で以下のエントリを去年見かけたのですが: window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "h…

4KBセクタHDDとZFSミラー 〜 実装調査編

自宅の Solaris (OpenIndiana) マシンのルートプール (rpool) は、HDD x3 ミラーリングで運用しているのですが、その内の一台が先日お亡くなりになってしまいました。最近は 4KB セクタな HDD がすっかり定着したようで、現在 rpool の運用に使用している 51…

『Mercurial で pull request』したい Git ユーザが必要になるであろう、Mercurial におけるブランチの概念+アルファ

ツイッターで以下のようなツイートを見かけたので: window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "htt…